耳硬化症の手術成績
術後すくなくとも6ヵ月以上, 聴力検査を施行しえた耳硬化症手術例134耳について検討した。男性48例53耳, 女性73例82耳であった。施行術式はSmall fenestra stapedectomy 118耳, partial stapedectomy 11耳, total stapedectomy 5耳であった。 術前術後の骨導値は有意差をみとめなかった。日本耳科学会聴力改善判定基準 (2000) に照らし合わせると97%が成功例であった。アブミ骨手術は聴力改善が比較的得やすい手術であるために別の視点からの判定基準が必要と思われた。...
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Published in | 耳鼻咽喉科展望 Vol. 45; no. 1; pp. 44 - 48 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
耳鼻咽喉科展望会
15.02.2002
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Subjects | |
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ISSN | 0386-9687 1883-6429 |
DOI | 10.11453/orltokyo1958.45.44 |
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Summary: | 術後すくなくとも6ヵ月以上, 聴力検査を施行しえた耳硬化症手術例134耳について検討した。男性48例53耳, 女性73例82耳であった。施行術式はSmall fenestra stapedectomy 118耳, partial stapedectomy 11耳, total stapedectomy 5耳であった。 術前術後の骨導値は有意差をみとめなかった。日本耳科学会聴力改善判定基準 (2000) に照らし合わせると97%が成功例であった。アブミ骨手術は聴力改善が比較的得やすい手術であるために別の視点からの判定基準が必要と思われた。 |
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ISSN: | 0386-9687 1883-6429 |
DOI: | 10.11453/orltokyo1958.45.44 |