各種工場の生アンの品質と生菌数

• Published in: 日本食品工業学会誌 Vol. 13; no. 6; pp. 242 - 245
• Main Authors: 鈴木, 繁男, 小沢, 百合子, 渡辺, 至子
• Format: Journal Article
• Language: English; Japanese
• Published: 社団法人 日本食品科学工学会 15.06.1966
• ISSN: 0029-0394
• DOI: 10.3136/nskkk1962.13.242

市販生アンの品質を調査するために,都内の15工場から試料を集め,品質に影響の多い水分,繊維,生菌数を調べた。その結果を要約すると, (1) 水分は59.6～67.2%,繊維は2.37～8.75%,生菌数は3万～1200万と相当に幅のある製品が出廻わっていることがわかった。 (2) 繊維はグラインダー式工場の製品がロール式の工場のものより多い傾向にあった。 (3) 生菌数は井戸水使用の工場の製品が,水道水使用の工場より多かった。 (4) 各項目の測定範囲を上,中,下にわけて整理してみると,赤アン,白アンの区別よりもむしろ工場別の製品の品質の差が明確に認められた。