コロナ期におけるチームワークの立て直し 株式会社コンカーの事例

コロナ期に従来とは異なる働き方を余儀なくされ,チームの機能低下に直面した職場は少なくない.そうした中で苦境に陥りながらも難局を乗り越えた職場として,株式会社コンカーの事例を調査した.チームワークの立て直しにおいて,IPOモデルに沿って分析したところ,(I)インプットとしてリーダーのチーム運営方針の変化により,(P)プロセスとしてチーム内の相互作用に影響を与え,(O)アウトプットとしてチームのパフォーマンスが向上した様子が見られた.さらに,肯定的なフィードバックの積み重ねを通じて,集団効力感が醸成されていたことが示唆された....

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Published inグロービス経営大学院紀要 Vol. 2; pp. 79 - 86
Main Authors 勝部, 僚介, 本多, 麻美, 西垣, 慧, 大坪, 侑司, 小榑, 洋史, 竹内, 秀太郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 グロービス経営大学院大学 30.11.2023
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ISSN2758-4046
DOI10.57433/globis.2.0_79

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Summary:コロナ期に従来とは異なる働き方を余儀なくされ,チームの機能低下に直面した職場は少なくない.そうした中で苦境に陥りながらも難局を乗り越えた職場として,株式会社コンカーの事例を調査した.チームワークの立て直しにおいて,IPOモデルに沿って分析したところ,(I)インプットとしてリーダーのチーム運営方針の変化により,(P)プロセスとしてチーム内の相互作用に影響を与え,(O)アウトプットとしてチームのパフォーマンスが向上した様子が見られた.さらに,肯定的なフィードバックの積み重ねを通じて,集団効力感が醸成されていたことが示唆された.
ISSN:2758-4046
DOI:10.57433/globis.2.0_79