間接胃集検における胃癌発見成績と造影剤濃度の関係

東京都予防医学協会における間接胃集検から発見された胃癌について造影剤濃度別に病変描出成績と発見成績の検討をした。間接X線撮影に160~220w/v%の高濃度・低粘性粉末造影剤 (140~160ml) を使用することで早期胃癌率86.0%, 病変描出率94.0%の成績を得る事が出来た。特に前壁における早期胃癌率が向上し, 20mm以下の小さな癌が発見できた。高濃度粉末造影剤を使用することで胃癌発見成績は明らかに高くなった。...

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Published in消化器集団検診 Vol. 35; no. 6; pp. 764 - 773
Main Authors 関根, 菜穂子, 富樫, 聖子, 馬場, 保昌, 山岸, 善九郎, 福原, 幸一, 原島, 三郎, 佐藤, 清二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器がん検診学会 15.11.1997
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ISSN0287-6132
2186-7313
DOI10.11404/jsgcs1982.35.6_764

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Summary:東京都予防医学協会における間接胃集検から発見された胃癌について造影剤濃度別に病変描出成績と発見成績の検討をした。間接X線撮影に160~220w/v%の高濃度・低粘性粉末造影剤 (140~160ml) を使用することで早期胃癌率86.0%, 病変描出率94.0%の成績を得る事が出来た。特に前壁における早期胃癌率が向上し, 20mm以下の小さな癌が発見できた。高濃度粉末造影剤を使用することで胃癌発見成績は明らかに高くなった。
ISSN:0287-6132
2186-7313
DOI:10.11404/jsgcs1982.35.6_764