理想的なチーム医療を行うために 北里大学病院におけるチーム医療の実際と展望
チーム医療は現代の医療においてその重要性を増している。各職種間のpeer reviewは高度な医療の質を保つために重要である。北里大学病院で実践してきたチーム医療の実例から1) 耳鼻咽喉科・放射線科の合同診察, 2) 喉頭亜全摘術における術後管理, 3) 耳鼻咽喉科, 外科, 形成外科による多科合同手術, 4) 大学病院を中心とした在宅緩和医療, について提示する。 理想的なチーム医療のための3つの問いかけを挙げた。1) 真のpeer reviewができているか, すなわち医療者間に気軽に意見が言い合える雰囲気があるか。2) 各分野にリーダーシップを発揮できるkey personsがいるか,...
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Published in | 頭頸部癌 Vol. 30; no. 3; pp. 385 - 390 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本頭頸部癌学会
2004
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1349-5747 1881-8382 |
DOI | 10.5981/jjhnc.30.385 |
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Summary: | チーム医療は現代の医療においてその重要性を増している。各職種間のpeer reviewは高度な医療の質を保つために重要である。北里大学病院で実践してきたチーム医療の実例から1) 耳鼻咽喉科・放射線科の合同診察, 2) 喉頭亜全摘術における術後管理, 3) 耳鼻咽喉科, 外科, 形成外科による多科合同手術, 4) 大学病院を中心とした在宅緩和医療, について提示する。 理想的なチーム医療のための3つの問いかけを挙げた。1) 真のpeer reviewができているか, すなわち医療者間に気軽に意見が言い合える雰囲気があるか。2) 各分野にリーダーシップを発揮できるkey personsがいるか, すなわちvisionを示し責任を取れる人材がいるか。3) Cutting edgeに身を置いているか, すなわち各職種が真のプロとして安易な妥協をせず常に先を見据えているか。 |
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ISSN: | 1349-5747 1881-8382 |
DOI: | 10.5981/jjhnc.30.385 |