利用者教育その後 群馬大学附属図書館医学分館

「I. はじめに」「群馬大学附属図書館医学部分館の利用者教育」と題して, 1991年, 本誌に拙稿を載せていただいてから早くも5年が過ぎた. この間の図書館をとりまく環境は大きく変化した. 1991年という年は, その前々年頃からCD-ROMという電子媒体が出現して, 利用者教育の中でも情報検索コースがまだ物珍しく学生にも大変好評だった. スタンドアロンの端末を囲んで声をはりあげて説明したものである. その後, 紆余曲折を経て, 学内LANによる情報検索システム, LASSIE(Net WareによるCD-ROM検索を中心としたシステム)が誕生した年でもあった. 以来, 電子資料の増加はもちろ...

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Published in医学図書館 Vol. 44; no. 3; pp. 318 - 321
Main Author 青木, 静江
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本医学図書館協会 20.09.1997
日本医学図書館協会
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ISSN0445-2429
1884-5622
DOI10.7142/igakutoshokan.44.318

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Summary:「I. はじめに」「群馬大学附属図書館医学部分館の利用者教育」と題して, 1991年, 本誌に拙稿を載せていただいてから早くも5年が過ぎた. この間の図書館をとりまく環境は大きく変化した. 1991年という年は, その前々年頃からCD-ROMという電子媒体が出現して, 利用者教育の中でも情報検索コースがまだ物珍しく学生にも大変好評だった. スタンドアロンの端末を囲んで声をはりあげて説明したものである. その後, 紆余曲折を経て, 学内LANによる情報検索システム, LASSIE(Net WareによるCD-ROM検索を中心としたシステム)が誕生した年でもあった. 以来, 電子資料の増加はもちろん, 情報伝達技術はますます発達し, 折しも学術審議会による電子図書館機能の強化充実のための提言がなされて, 小さな地方大学でも電子図書館に向けて情報利用環境の整備が必須となった. そして近頃ではインターネットの出現とその変貌ぶりはめまぐるしい. 館内の5年間の主なる足跡をたどってみても, まさに変貌そのものである. 平成6年1月には, 医学部分館は, 同一キャンパス内の医療技術短期大学部図書室と内分泌研究所図書室を統合して, 医学分館と名称を変え, 医学部から独立, 新装オープンした. 同時にLASSIEの講座からの24時間利用を可能にした. 同年の7月には時間外開館システムを導入して, サービス時間の大幅な延長を図った. 翌7年12月には, LASSIEをTCP/IPによるUNIX版のシステムに切り替え高速化標準化を図った.
ISSN:0445-2429
1884-5622
DOI:10.7142/igakutoshokan.44.318