卒業前看護技術トレーニング2年目の取り組み

「要旨」 昨年に引き続き2度目となる, 卒業直前の看護学生4年生を対象に, 卒業後の臨床での看護実践に備え, 就職後すぐに必要とする看護技術の自主的なトレーニングを実施した. 参加学生は70名で, (1)静脈血採血, (2)点滴準備・輸液ポンプの操作, (3)一時的導尿, (4)口鼻腔内吸引を実施した. トレーニング終了後, 参加学生を対象に無記名によるアンケート調査を実施. その結果, 体験技術を概ね実施できたと評価し, また, 自身の技術や知識の不十分さを再確認する機会となり, そのことが学生自身の今後の課題認識へつながっていたことが確認され, これは, 昨年度の結果とほぼ同様であった....

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Published in新潟医療福祉学会誌 Vol. 12; no. 2; pp. 48 - 52
Main Authors 阿部明美, 目黒優子, 志田久美子, 荒木玲子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 新潟医療福祉学会 30.11.2012
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ISSN1346-8774

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Summary:「要旨」 昨年に引き続き2度目となる, 卒業直前の看護学生4年生を対象に, 卒業後の臨床での看護実践に備え, 就職後すぐに必要とする看護技術の自主的なトレーニングを実施した. 参加学生は70名で, (1)静脈血採血, (2)点滴準備・輸液ポンプの操作, (3)一時的導尿, (4)口鼻腔内吸引を実施した. トレーニング終了後, 参加学生を対象に無記名によるアンケート調査を実施. その結果, 体験技術を概ね実施できたと評価し, また, 自身の技術や知識の不十分さを再確認する機会となり, そのことが学生自身の今後の課題認識へつながっていたことが確認され, これは, 昨年度の結果とほぼ同様であった. このことから, 昨年同様, 本取り組みが有効であったことが示唆された. 「I はじめに」 2009年7月「保健師助産師看護師法及び看護師等の人材確保の促進に関する法律の一部を改正する法律」が成立し, 2010年4月から医療機関等における新人看護職員の研修が努力義務化された.
ISSN:1346-8774