看護学科における学科内FD「PBLテュートリアル教育テューター研修」実施報告

「はじめに」PBL(Problem based learning)テュートリアル教育とは, 学習者が事例から発見した問題をてがかりに学習を進めていく教育方法と, テューターの助言のもとで少人数グループ討論を経て学習を深めていく教育とを合わせた教育方法である. PBLテュートリアル教育は, 近年, カナダのマックマスター大学において開花した. わが国では, 東京女子医科大学が最初(1990年)に導入し, 医科大学を中心にPBLテュートリアル教育の採用が急速に広がっている1). 新潟医療福祉大学(以下本学とする)健康科学部看護学科(以下本学科とする)においては, 2006年(平成18年)4月の学科...

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Published in新潟医療福祉学会誌 Vol. 7; no. 1; pp. 64 - 69
Main Authors 阿部明美, 本間千代子, 石塚敏子, 木部美智子, 石原美由紀, 金谷光子, 西脇友子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 新潟医療福祉学会 30.12.2007
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Summary:「はじめに」PBL(Problem based learning)テュートリアル教育とは, 学習者が事例から発見した問題をてがかりに学習を進めていく教育方法と, テューターの助言のもとで少人数グループ討論を経て学習を深めていく教育とを合わせた教育方法である. PBLテュートリアル教育は, 近年, カナダのマックマスター大学において開花した. わが国では, 東京女子医科大学が最初(1990年)に導入し, 医科大学を中心にPBLテュートリアル教育の採用が急速に広がっている1). 新潟医療福祉大学(以下本学とする)健康科学部看護学科(以下本学科とする)においては, 2006年(平成18年)4月の学科開設時よりPBLテュートリアル教育を導入することとなった. 学科開設準備の段階から, 本学科の本間千代子教授を中心に, 着任予定の教員に向けPBLテュートリアル教育に関するファカルティディベロップメント(以下FDとする)が行われた.
ISSN:1346-8774