光線および貯蔵による清酒の変化に関する研究 (第17報) 清酒の着色の判別と予測

清酒の日光着色と貯蔵着色の判別法を検討した。 日光着色酒は対照酒に比べ, FRS, DFCY, KA, FR等の減少が認められ, 貯蔵着色酒はFRS, 3-DGの増加ならびにAmberlite IRC-50吸着区分の紫外部吸収比0理30/0理85が1より大になることがわかった。これらの成分を分析することにより着色原因をつきとめることが可能である。 さらに, 上槽直後の清酒が着色し易いかどうか予測する方法を考察した。...

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Published in日本釀造協會雜誌 Vol. 67; no. 3; pp. 246 - 249
Main Authors 佐藤, 信, 蓼沼, 誠, 高橋, 康次郎, 仲田, 冨士男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益財団法人 日本醸造協会 15.03.1972
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ISSN0369-416X
2186-4004
DOI10.6013/jbrewsocjapan1915.67.246

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Summary:清酒の日光着色と貯蔵着色の判別法を検討した。 日光着色酒は対照酒に比べ, FRS, DFCY, KA, FR等の減少が認められ, 貯蔵着色酒はFRS, 3-DGの増加ならびにAmberlite IRC-50吸着区分の紫外部吸収比0理30/0理85が1より大になることがわかった。これらの成分を分析することにより着色原因をつきとめることが可能である。 さらに, 上槽直後の清酒が着色し易いかどうか予測する方法を考察した。
ISSN:0369-416X
2186-4004
DOI:10.6013/jbrewsocjapan1915.67.246