「自分らしく」生きるために作業療法ができること 作業遂行プロセスモデルを用いた作業療法実践
【はじめに】 4年前に線条体黒質変性症の診断を受けた本症例は、身体機能の低下に伴いADLはほぼ全介助である。今回4度目の入院において、症例は「どうしても自分でトイレが出来るようになりたい」と希望している。ここに症例の到達目標とセラピストの予後予測にずれを感じた。近年、カナダ作業遂行モデル(以下、CMOP)に基づいたクライエント中心の作業療法が実践されている。そこで、今回CMOPの理論と作業遂行プロセスモデル(以下、OPPM)に基づき、症例が望む作業について症例と共に考案したので報告する。 【症例】 S氏、84歳、女性。診断名は線条体黒質変性症。夫、次女、次女の夫、孫との5人家族で、主介護者...
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Published in | 九州理学療法士・作業療法士合同学会誌 p. 122 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
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九州理学療法士・作業療法士合同学会
2004
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