スマトラ沖地震津波被害実態調査に基づく波源モデルの検証と建物被害関数の提案 スリランカ国Matara市の被害を対象として

スリランカ国は2004年12月スマトラ沖地震津波により甚大な被害を受けた. 今後の同国の津波防災・減災計画策定にあたり, より精度の高い津波の遡上・被害予測とその手法の構築が必要となる. 本研究では, スリランカ国南部の主要都市をモデルケースとして, 津波被害状況を把握するため, 訪問面接方式によるアンケート調査及び構造物・地形測量調査を実施した. さらに, 浸水深, 浸水範囲を推定するための数値シミュレーションを実施し, 被害の推定に関する提案を行った. これらは同国の特性を反映したも2であり, 同様の都市へも適用することが可能である....

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Published in海岸工学論文集 Vol. 53; pp. 301 - 305
Main Authors 木村, 健太, 福田, 忠弘, 三上, 勉, 佐藤, 誠一, 石見, 和久, 菊池, 茂
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 土木学会 10.10.2006
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ISSN0916-7897
1884-8222
DOI10.2208/proce1989.53.301

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Summary:スリランカ国は2004年12月スマトラ沖地震津波により甚大な被害を受けた. 今後の同国の津波防災・減災計画策定にあたり, より精度の高い津波の遡上・被害予測とその手法の構築が必要となる. 本研究では, スリランカ国南部の主要都市をモデルケースとして, 津波被害状況を把握するため, 訪問面接方式によるアンケート調査及び構造物・地形測量調査を実施した. さらに, 浸水深, 浸水範囲を推定するための数値シミュレーションを実施し, 被害の推定に関する提案を行った. これらは同国の特性を反映したも2であり, 同様の都市へも適用することが可能である.
ISSN:0916-7897
1884-8222
DOI:10.2208/proce1989.53.301