ラテンアメリカで先住民に「なること(becoming)」 ポピュラー・カルチャーとアンデスの「先住民」

世界銀行の調査によると、現在ラテンアメリカの先住民人口の約半数が都市住民となっている。クリフォードは『リターンズ』の副題を、「二十一世紀に先住民になること」としている。「あること(being)」ではなく「なること(becoming)」としている点は重要である。発表では紛争下で先住民の都市部への流入が進んだペルーの映画、音楽などのポピュラー・カルチャーをもとに先住民に「なること」を考察する。...

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Published in日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. E11
Main Author 細谷, 広美
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2022
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2022.0_E11

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Summary:世界銀行の調査によると、現在ラテンアメリカの先住民人口の約半数が都市住民となっている。クリフォードは『リターンズ』の副題を、「二十一世紀に先住民になること」としている。「あること(being)」ではなく「なること(becoming)」としている点は重要である。発表では紛争下で先住民の都市部への流入が進んだペルーの映画、音楽などのポピュラー・カルチャーをもとに先住民に「なること」を考察する。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2022.0_E11