通年性鼻アレルギーに対するペミロラストカリウム (TBX) の臨床評価 九州地区における第III相一般臨床試験
通年性鼻アレルギー患者48例を対象にペミロラストカリウム (TBX) の臨床的有用性を検討した. 4週間経口投与において, 鼻症状の経時的な改善が認められ, 全般改善度は中等度改善以上で56%であつた. 安全性の面では47例中, 鼻痛などの随伴症状が4例に, 肝機能検査値の軽度の上昇が2例に認められたが, 重篤なものはなかつた. 安全性も加味した有用度は有用以上が52%であつた. 以上の成績より, 本剤は通年性鼻アレルギーの治療剤として臨床的有用性の高い薬剤であると考えられた....
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Published in | 耳鼻と臨床 Vol. 39; no. 3; pp. 480 - 493 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
耳鼻と臨床会
20.05.1993
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0447-7227 2185-1034 |
DOI | 10.11334/jibi1954.39.3_480 |
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Summary: | 通年性鼻アレルギー患者48例を対象にペミロラストカリウム (TBX) の臨床的有用性を検討した. 4週間経口投与において, 鼻症状の経時的な改善が認められ, 全般改善度は中等度改善以上で56%であつた. 安全性の面では47例中, 鼻痛などの随伴症状が4例に, 肝機能検査値の軽度の上昇が2例に認められたが, 重篤なものはなかつた. 安全性も加味した有用度は有用以上が52%であつた. 以上の成績より, 本剤は通年性鼻アレルギーの治療剤として臨床的有用性の高い薬剤であると考えられた. |
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ISSN: | 0447-7227 2185-1034 |
DOI: | 10.11334/jibi1954.39.3_480 |