多焦点眼内レンズ非適応例で, 眼鏡使用を減らしたい白内障患者に対し 高次非球面単焦点眼内レンズを挿入した一例

レーシックと糖尿病網膜症の既往のある患者が白内障手術を希望し,術後はなるべく眼鏡をかけない生活をしたいと要望した.多焦点IOL の適応は難しいため単焦点IOL であるアイハンスを選択したところ,正視狙いとした術前の狙いよりも軽度近視化し,遠方ばかりでなく近方中間距離でもある程度良好な裸眼視力を得られ,軽度近視化したこととアイハンスの中間距離の視力を軽度改善する効果が重なった可能性が考えられた....

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Published in岩手医学雑誌 Vol. 77; no. 2; pp. 69 - 77
Main Authors 三上 亮一, 木澤 純也, 黒坂 大次郎, 橋爪 公平
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 岩手医学会 01.08.2025
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ISSN0021-3284
2434-0855
DOI10.24750/iwateishi.77.2_69

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Summary:レーシックと糖尿病網膜症の既往のある患者が白内障手術を希望し,術後はなるべく眼鏡をかけない生活をしたいと要望した.多焦点IOL の適応は難しいため単焦点IOL であるアイハンスを選択したところ,正視狙いとした術前の狙いよりも軽度近視化し,遠方ばかりでなく近方中間距離でもある程度良好な裸眼視力を得られ,軽度近視化したこととアイハンスの中間距離の視力を軽度改善する効果が重なった可能性が考えられた.
ISSN:0021-3284
2434-0855
DOI:10.24750/iwateishi.77.2_69