小規模保育拠点の保育者による子育て環境としての都市環境評価に関する研究 0~2歳児を保育する世田谷区・家庭保育福祉員と京都市・昼間里親を対象として

本稿では,小規模保育拠点サービスの展開を支える都市環境のあり方を考究するため,都市環境が異なる2地域において外出保育の位置づけと,保育者による外出保育時の都市環境への評価を捉えた. 本稿での分析の結果,小規模保育拠点のスタッフが,都市環境を積極的に利用し,評価していることがわかった.また,都市環境の利用の際には滞留する場所だけでなく移動の空間が重要であること,道だけでなく道に面する民家等の都市環境への寄与,保育拠点(外出保育時の人数)規模に応じて外出先の選択が変わる可能性がある,などの知見を得ることができた....

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Published in都市計画論文集 p. 30
Main Authors 山田, あすか, 佐藤, 栄治, 讃岐, 亮
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本都市計画学会 2009
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ISSN1348-284X
1348-284X
DOI10.11361/cpij1.44.0.30.0

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Summary:本稿では,小規模保育拠点サービスの展開を支える都市環境のあり方を考究するため,都市環境が異なる2地域において外出保育の位置づけと,保育者による外出保育時の都市環境への評価を捉えた. 本稿での分析の結果,小規模保育拠点のスタッフが,都市環境を積極的に利用し,評価していることがわかった.また,都市環境の利用の際には滞留する場所だけでなく移動の空間が重要であること,道だけでなく道に面する民家等の都市環境への寄与,保育拠点(外出保育時の人数)規模に応じて外出先の選択が変わる可能性がある,などの知見を得ることができた.
Bibliography:30
ISSN:1348-284X
1348-284X
DOI:10.11361/cpij1.44.0.30.0