ネットワーク視点で考えるSEEG どこまでわかるか, 治療にどう結びつけるか
定位的頭蓋内脳波 (SEEG) は脳深部のてんかんネットワークを解析し, 発作起始領域 (SOZ) からてんかん原性ネットワーク (EN) の推定を可能にする。本総説ではSEEGの特性や発作時脳波のアルゴリズム解析手法を紹介し, てんかんネットワークの理論に基づいたSEEGの理解を深めることを目的とする。SEEGは広範なネットワークの評価に優れるが, 空間解像度が低いため, 硬膜下電極と異なりSOZの正確な同定には制限がある。従来の目視評価によるSOZの同定は, 観察者の恣意性やバイアスの影響を受けやすく, 高周波数帯域の神経活動を十分に考慮できないという課題がある。これに対し, Epilep...
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Published in | 臨床神経生理学 Vol. 53; no. 3; pp. 191 - 198 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本臨床神経生理学会
01.06.2025
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