がん患者のセルフケアの概念分析
要旨 目的:がん治療が外来へと移行している動きに伴い,がん患者には治療や進行に伴い変化する心身の状態を調整する能力が求められている.本研究の目的は,がん患者のセルフケアの構成概念を導くことである. 方法:分析方法はRodgersのアプローチを用い,概念分析を行った.これまでの看護実践をもとにしたがん患者のセルフケアに焦点をあてるために医中誌とPubMedから文献を検索,収集し,質的に分析した. 結果:対象となった76文献の中では,がん患者のセルフケアについての明確な定義づけはされていなかった.分析により,がん患者のセルフケアの概念は,4つの先行要件,4つの属性,2つの帰結,2つの関連概念が抽出...
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Published in | 日本看護科学会誌 Vol. 30; no. 2; pp. 23 - 31 |
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Main Authors | , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本看護科学学会
21.06.2010
公益社団法人 日本看護科学学会 |
Subjects | |
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