上肢整形外科疾患患者に対する作業を基盤とした実践の効果—システマティックレビュー・メタアナリシス

要旨：上肢整形外科疾患患者に対する作業を基盤とした実践（Occupation-based practice）の有効性を検証することを目的に，システマティックレビューとメタアナリシスを実施した．PubMed，Web of Scienceを使用し全335編を精読し，4編が適合論文となった．機能障害を測定する効果指標においては，対照群との有意な改善は認められなかった．一方で，Disability of the Arm, Shoulder, and Handやカナダ作業遂行測定など，活動・参加を測定する効果指標において有効性が認められた．本研究から，上肢整形外科疾患患者に対する作業に焦点を当てた介入の...

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Published in作業療法 Vol. 40; no. 2; pp. 178 - 185
Main Authors 大野　勘太, 川俣　祐李菜, 友利　幸之介, 澤田　辰徳
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本作業療法士協会 15.04.2021
一般社団法人 日本作業療法士協会
Subjects
Meta-analysis
Occupation-based practice
Orthopedic disease
Systematic review
Upper extremity
システマティックレビュー
メタアナリシス
上肢
作業を基盤とした実践
整形外科疾患
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ISSN0289-4920
2434-4419
DOI10.32178/jotr.40.2_178

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Summary:要旨：上肢整形外科疾患患者に対する作業を基盤とした実践（Occupation-based practice）の有効性を検証することを目的に，システマティックレビューとメタアナリシスを実施した．PubMed，Web of Scienceを使用し全335編を精読し，4編が適合論文となった．機能障害を測定する効果指標においては，対照群との有意な改善は認められなかった．一方で，Disability of the Arm, Shoulder, and Handやカナダ作業遂行測定など，活動・参加を測定する効果指標において有効性が認められた．本研究から，上肢整形外科疾患患者に対する作業に焦点を当てた介入の効果が示唆された．
Bibliography:原著論文
ISSN:0289-4920
2434-4419
DOI:10.32178/jotr.40.2_178