木質チップボイラの燃料に用いる林地残材の平積み天然乾燥

• Published in: Nihon Shinrin Gakkaishi Vol. 91; no. 3; pp. 192 - 200
• Main Authors: 市原, 孝志, 山口, 達也, 政岡, 尚志, 板井, 拓司, 松岡, 良昭, 宮田, 大輔, 小畑, 篤史, 鈴木, 保志, 藤原, 新二
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 日本森林学会 2009
• Subjects: りん木; アスファルト舗装; 含水率; 天然乾燥; 林地残材

木質チップボイラの燃料に使用するスギ・ヒノキ林地残材の効率的な乾燥方法を明らかにするため, 丸太形質 (採取高, 丸太長) や乾燥方法 (乾燥日数, アスファルト舗装の有無, りん木の有無, 屋根の有無) が乾燥速度 (あるいは乾量基準含水率50%到達日数, 含水率の低下傾向) に与える影響について検討した。目標含水率50%に到達する日数は, 初期含水率80%のヒノキが83∼151日, 初期含水率130%のスギが93∼187日であった。乾燥方法別にみると, ヒノキでは屋根+りん木1 m長区, アスファルト1 m長区, アスファルト2 m長区の順で, スギではアスファルト+りん木2 m長区, 地...