愛知県下のと畜場に搬入された病畜組織中の残留テトラサイクリン系抗生物質の推移 (1985~1996)
1985年4月から1996年3月までの間に愛知県下のと畜場において抗菌性物質残留簡易検査に合格しなかった病畜の組織を収集し, 残留テトラサイクリン系抗生物質 (TCs) をHPLCによって分析し, 統計解析を行った. 合計218頭のうち74頭 (33.9%) にTCsの残留が認あられ, 43頭 (19.7%) からオキシテトラサイクリンが, 3頭 (1.4%) からテトラサイクリン (TC) が, 28頭 (12.8%) からクロルテトラサイクリン (CTC) が検出された. 1990年以降ではそれ以前と比較して, ウシにおけるTC及びブタにおけるCTCの検出頻度が高くなっており, X2検定の...
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Published in | Shokuhin eiseigaku zasshi Vol. 39; no. 2; pp. 101 - 109_1 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本食品衛生学会
05.04.1998
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Subjects | |
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ISSN | 0015-6426 1882-1006 |
DOI | 10.3358/shokueishi.39.101 |
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Summary: | 1985年4月から1996年3月までの間に愛知県下のと畜場において抗菌性物質残留簡易検査に合格しなかった病畜の組織を収集し, 残留テトラサイクリン系抗生物質 (TCs) をHPLCによって分析し, 統計解析を行った. 合計218頭のうち74頭 (33.9%) にTCsの残留が認あられ, 43頭 (19.7%) からオキシテトラサイクリンが, 3頭 (1.4%) からテトラサイクリン (TC) が, 28頭 (12.8%) からクロルテトラサイクリン (CTC) が検出された. 1990年以降ではそれ以前と比較して, ウシにおけるTC及びブタにおけるCTCの検出頻度が高くなっており, X2検定の結果, 有意差があることが判明した. |
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Bibliography: | ZZ00009680 571715 |
ISSN: | 0015-6426 1882-1006 |
DOI: | 10.3358/shokueishi.39.101 |