PCR法による食肉からの腸管出血性大腸菌O157ベロ毒素産生遺伝子の検出について

腸管出血性大腸菌O157の迅速検出法が種々検討されている. その中で, PCR法による検出の問題点について検討した. O157が菌数にして約5×107cfu (colony forming unit)/mL存在していた生肉でも, 検討したPCR法では検出できなかった. PCR法で検出するためには血液成分がPCR反応液に混入しないDNA精製を行う必要のあることが示唆された....

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Published inShokuhin eiseigaku zasshi Vol. 39; no. 5; pp. 315 - 317_1
Main Authors 宮原, 美知子, 小沼, 博隆
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本食品衛生学会 05.10.1998
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ISSN0015-6426
1882-1006
DOI10.3358/shokueishi.39.5_315

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Summary:腸管出血性大腸菌O157の迅速検出法が種々検討されている. その中で, PCR法による検出の問題点について検討した. O157が菌数にして約5×107cfu (colony forming unit)/mL存在していた生肉でも, 検討したPCR法では検出できなかった. PCR法で検出するためには血液成分がPCR反応液に混入しないDNA精製を行う必要のあることが示唆された.
Bibliography:581047
ZZ00009680
ISSN:0015-6426
1882-1006
DOI:10.3358/shokueishi.39.5_315